目の老化現象?白内障とはどんなもの?

白内障は将来的に誰しもがなってもおかしくない程に起こりやすい症状となっており、いつかなるものとも言われています。そんな白内障、いつからなってしまうのか?治す方法はあるのか?対策はあるのか?白内障を避けるためのあれこれについてご紹介いたします。

目の老化現象である白内障

白内障

白内障は活性酸素などが原因で、身体の老化が進行することで起こりやすい病気となっています。
主に40代ごろから発症しやすいものとされており、80歳以上にもなると殆どの人が白内障の症状を抱えているものとされています。
勿論程度にもよりますが、年を取るにつれていつか発症する、そんな病気とされているのです。

加齢が主な要因ということですが、もっと直接的な原因もなくはないです。
特に現代社会ではスマホやパソコンの普及により、目を使う機会が多くなっています。
また子どもの視力低下も危惧されている程にゲームの目の影響なども指摘されており、今の社会は目が疲れる、老化が進行する要因が多いものとされています。
そのため、白内障のリスクは増加傾向にあり、40代とは言わずみんなが気を付けておきたい、そんな病気です。

ではこの白内障とは具体的にどんな症状が起こっているのか?まず白内障とは目のレンズの役割である水晶体の部分が濁っていく病気、このせいで目が霞んだり、視力低下を引き起こしてしまい、進行の程度によっては失明にいたる可能性もあるものとされています。
そしてこの水晶体の濁りは薬では改善できるものではなく、一度濁ってしまうと外科手術以外ではクリアに出来ない、そんな病気です。
そのため一度発症してしまうとそのまま進行を遅らせるように点眼薬を処方してもらう、そしてそれでも進行してしまった場合は手術という流れで治療を要するものとなっています。
老化現象ということで食い止めるのは難しく、適切な治療をうけてやっとのものとなっています。

いずれ失明になる可能性もありますが、これだけ発症率も高い白内障、しかし失明原因として全体の3%程度と非常に低いものとされています。
というのも、治療方法がいずれも適切である場合、進行もきちんと遅らせることができる、また手術においても患者様の負担が少なく、そして治すことができるものだからです。

薬で治らない、必ず発症する、こうした話を聞いていると不安になりがちな病気かもしれませんが、ちゃんと治療を受ければ怖くない病気なので、もし目がかすむ、白く低下を感じた場合はすぐに眼科の受診をおすすめいたします。

白内障は早期発見であればあるほどに点眼薬での対処ができます。
そのため違和感を感じたらすぐに受診し、白内障の診断を受けたら点眼薬の処方を受けるようにするのがおすすめです。
初期発見、進行度によってそれぞれ治療方法は確立されており、またそれは大病院などではなく、町の眼科でも可能な内容となっています。
そのため白内障になったからといって諦めるのではなく、適切な治療をしていつまでも綺麗な視界を維持しておきたいところです。

老化で体にはさまざまな不調が出てきます。
耳が聞こえにくい、目が見えにくい、それらは慣れてしまうとそのまま定着するようなものですが、けしてそれを受け入れなくても治療はできるものとなっています。
諦めずに治療を受けることで、毎日はつらつとした日々を送る活気にも繋がります。

白内障にならないためにもするべきこと

白内障

白内障は水晶体が濁る病気ということで、目をケアすればならない?と考えられがちですがこれは違います。
というのも白内障は糖尿病など生活習慣病にも繋がっている病気となっており、所謂不摂生でもなる病気なのです。
その理由が活性酸素、これは身体を酸化させる、つまりは身体を錆つかせてしまうものとなっており、その活性酸素が増えていくと身体は次第に老化していきます。
この結果水晶体も老化を引き起こし、水晶体が濁る、そしてそのまま白内障になってしまうのです。
この白内障は40代以上からなりやすい病気とされていますが、それはやはり活性酸素が体に蓄積して、身体が老化したためとなっています。
また80歳以上となると、この白内障にかかる確率は非常に高いのです。

いまは若いから特に問題なさそう、と考える方も多いかもしれませんが、活性酸素は誰でも蓄積するもの、特に今の時代より蓄積しやすいものとなっています。
運動習慣の低下、ブルーライトが出るスマホやパソコンを使う時間の増加、食生活の乱れ……家でできてしまうことが多い今の時代、白内障は現代病にもなる恐れがあり、これらは活性酸素を蓄積してしまう要因となっています。
通常40代からなる病気とされていますが、この習慣を続けている方はもっと早く白内障の症状が出てしまう可能性があるので要注意です。
そのためにも予防策として生活習慣を健康的なものに正すのをおすすめいたします。
運動習慣を取り入れたり、またスマホなども控えられない場合はブルーライト眼鏡を利用する、野菜を積極的に摂ってできるだけ栄養バランスを整える、これらを行うことで発症を遅らせる事が可能、また発症しても軽度に抑え込むことができるようになっています。

不摂生も白内障の要因となっていますが、もともと不摂生はさまざまな生活習慣病に繋がってしまうもの、いつまでも元気な生活を送るためにも、健康を意識した生活をしておきたいところです。
いま特にコロナでなかなか外出ができませんが、そんな中でもできることはあります。
軽い運動は室内でもできますし、また自炊しない場合でもコンビニの食事で健康面に配慮できるメニューを組むことも可能です。
白内障はそれそのものが発症してしまうとあとは進行を遅らせる程度しか薬ですることができません、そのためそうならないようにまずは生活習慣の乱れを正す、これに気を付けておきたいところです。

手術で白内障を治せる?

白内障

どれだけ頑張っても白内障になる時はなってしまいますし、特に高齢者の方々は白内障になってしまう可能性は非常に高くなっています。
レベルにもよりますが重度の場合本当に物が見えず、片目の場合だと我慢してしまう事もあります。
人間段々慣れてしまうとそれを不便と感じられず、不調を正常と感じてしまう事も多々あります。
しかし白内障が失明原因としては非常に低く、我慢は必要としない病気となっています。
特に日本では白内障手術は年間140万件以上と非常に多くなっており、外科手術でもトップクラスに行われているポピュラーな手術となっています。
また局部麻酔を使用することで痛みもなく、病院によっては入院も必要がない、時間も10分から20分程度しか要さないものとなっています。
そのため患者側にとっては非常にリスクも労力も少ない、負担は最低限の手術なので、白内障で目が見えづらい、そんな方は手術での改善をおすすめいたします。
目のレンズをキチンとクリアにしておく、これは当たり前のように感じられるかもしれませんが老化と共に難しくなってしまうものです。
そんな白内障も、薬で進行を遅らせたり、見えづらくて不便を感じる場合は簡単な手術で改善が可能です。

他の病気が見つかりづらいなどのリスクもある白内障、しっかり治して健やかな目を蘇らせるのをおすすめいたします。
白内障は治る病気、多くの町医者でも手術を行っており、安心して受けられるようになっています。